パチンコ業界において「楽曲が稼働を引っ張った」と断言できる事例は極めて稀です。その稀有な頂点に君臨するのが、サミーの放った傑作機『CR聖戦士ダンバイン』(2015年)および後継機『P聖戦士ダンバイン2』シリーズに搭載された「闘いの詩」です。
富野由悠季監督が手掛けた1983年の原作アニメ『聖戦士ダンバイン』には、MIO(現・MIQ)氏が歌う不朽のオープニングテーマ「ダンバイン とぶ」をはじめとする名曲が存在します。しかし、本機のために完全新規で書き下ろされたサミー パチンコ楽曲である「闘いの詩」は、原作アニメ本編の聖戦士ダンバイン 挿入歌と見紛うほどの重厚な世界観と哀愁を纏い、アニメ直撃世代のみならず原作を知らない若い世代の打ち手までをも瞬く間に魅了しました。
当時の特番インタビューや開発関係者の証言によると、ダンバインラッシュの時速出玉と消化スピード(1回転あたりの変動秒数)に合わせ、プレイヤーの心拍数を極限まで高めるBPM(テンポ)とメロディ展開が極限まで計算し尽くされていました。まさに「出玉の爆発力」と「聴覚の快感」が奇跡的な融合を果たした瞬間でした。