上唇鼻翼挙筋の正体|ガミースマイル改善とボトックス失敗を防ぐ全知識

上唇鼻翼挙筋の正体|ガミースマイル改善とボトックス失敗を防ぐ全知識

上唇鼻翼挙筋の正体|ガミースマイル改善とボトックス失敗を防ぐ全知識に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

顔面には30種類以上の表情筋が存在しますが、中顔面の立体感と口元の動きを司る中心的な筋肉の一つが「上唇鼻翼挙筋(Levator labii superioris alaeque nasi muscle)」です。解剖学的には、上顎骨の前頭突起(目頭と鼻の付け根の間あたり)から起始し、二手に分かれて小鼻(鼻翼軟骨)の外側および上唇の外側皮下に停止(付着)しています。

この筋肉の主な作用は、「小鼻を外側上方へ引き広げること」と「上唇を力強く上方へ引き上げること」の2点です。怒りや嫌悪感を示して鼻にしわを寄せる表情(いわゆる「スニール表情」)を作る際に最も強く働きます。

ここで混同されやすいのが、隣接する「上唇挙筋」との違いです。両者は走行位置と付着部、そして担う役割が明確に異なります。

  • 上唇鼻翼挙筋:目頭近くから小鼻と上唇の両方に向かって走り、小鼻の拡張と上唇外側の吊り上げを同時に行う。
  • 上唇挙筋:目の下の骨(眼窩下縁)から上唇の中央寄りへ走り、純粋に上唇を引き上げる動作を担当する。

美容外科医の臨床カルテ分析によると、笑ったときに小鼻が横に広がると同時に歯茎が見えるタイプのガミースマイルは、上唇挙筋単独ではなく、上唇鼻翼挙筋の過剰な筋緊張が主因となっているケースが大半を占めています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。