本作のもう一つの大きな魅力が、主人公・結平とクラスメイト・徳永心の繊細な恋愛模様です。奔放だった結平がゆずゆの保護者として人間的に急成長する傍らで、心もまた複雑な家庭環境(父親の再婚相手との確執など)に深く傷ついていました。
互いの弱さや痛みを共有しながら距離を縮めた二人は、最終的に誰よりも強固な信頼関係で結ばれます。原作の単行本最終巻に収録された番外編およびエピローグでは、高校を卒業した二人の未来が描かれています。
高校卒業後、結平は子供たちと関わる道や将来を見据えて歩みを進め、心も自立した女性へと成長。二人は遠距離や進路の違いに直面しながらも別れることなく、穏やかで揺るぎない交際を続けています。さらに成長した小学生・中学生のゆずゆが登場し、今でも結平のことを「大好きなお兄ちゃん」として慕い、片倉家と行き来しながら健やかに暮らしている姿が描かれ、物語は最高のハッピーエンドを迎えました。