日本で一般的に流通しているキャベツは、主に「冬キャベツ(寒玉)」と「春キャベツ(新キャベツ)」、そして「グリーンボール(丸系)」の3タイプに大別されます。これらを見比べることで、グリーンボールならではの性質が鮮明になります。
まず冬キャベツとの比較詳細を見ると、寒玉は平たい楕円形で葉が白っぽく、葉質が硬めでぎっしりと隙間なく詰まっています。煮崩れしにくいためおでんやポトフなどの長時間煮込み料理に向きますが、生で食べると芯周辺の硬さが気になるケースも少なくありません。
一方、春キャベツは巻きが緩くふんわりとしており、葉が柔らかく水分に富んでいます。生食に向く反面、組織が脆いため加熱しすぎると溶けるように崩れてしまう難点があります。
その点、グリーンボールは「春キャベツのみずみずしい柔らかさ」と「冬キャベツのしっかりした葉肉密度」を兼ね備えたハイブリッドな存在です。外見はぎゅっと詰まって重みがあるのに、1枚1枚の葉組織は繊細で柔らかく、噛むとシャキッとした心地よい歯切れを味わえます。