Q1:お札の向きを間違えて表向きに入れて提出してしまいました。後から遺族に連絡して直すべきでしょうか?
A1:後から連絡して修正を申し出る必要は全くありません。葬儀の受付を通過した香典は、会計係によって速やかに開封され、お札と袋が分けられて管理されます。遺族自身がお札の向きを1つずつ検改することはまずありません。後から連絡を入れること自体が遺族に余計な気遣いや手間を取らせてしまうため、心の中で故人の冥福を祈り、以後の機会に気をつけるだけで十分です。
Q2:新紙幣(2024年発行の北里柴三郎・津田梅子・渋沢栄一)でも、お札の裏向き・下向きルールは同じですか?
A2:新紙幣であっても作法は完全に同一です。肖像画が印刷されている側を表面とし、肖像画がない側(東京駅や北斎の富嶽三十六景などが描かれた側)を裏面として扱います。中袋の表面に対してお札の裏面を向け、肖像画が袋の底(下側)に来るように揃えて入れてください。
Q3:香典に中袋が付いていませんでした。封筒の裏に金額を書くべきですか?
A3:中袋がない略式の香典袋の場合、外袋の裏面に「金額」と「郵便番号・住所・氏名」を直接記入します。裏面の左下あたりに、縦書きで住所と氏名を書き、その右隣または左上に「金 壱萬圓」のように金額を明記します。白地の部分に黒のサインペン等ではっきりと読みやすく書くのが親切です。
Q4:夫婦で参列する場合、香典袋の氏名はどう書くのが正解ですか?
A4:夫の氏名を中央にフルネームで書き、その左隣に妻の「名前のみ」を並べて書くのが一般的です。夫婦揃って故人と親しい関係であった場合や、妻側の親族の葬儀に夫婦で参列する場合に適しています。包む金額は、2人分の飲食や返礼品を考慮し、単独で参列する場合の相場より多め(例:親族であれば5万〜10万円)に包むのが配慮とされます。
Q5:受付で袱紗がない場合、ハンカチで代用しても失礼になりませんか?
A5:袱紗を持参し忘れた場合、落ち着いた色(黒・白・グレー・紺・濃い紫など)の無地のハンカチであれば十分に代用可能です。派手な柄物やタオル地は避け、アイロンの効いた清潔な綿のハンカチで、袱紗と同じ「右→下→上→左」の順で包んで受付に向かってください。剥き出しのまま持ち運ぶことに比べ、格段に丁寧な姿勢として相手に伝わります。