週末ともなれば数時間待ちが当たり前となる月待の滝 もみじ苑。この過酷な順番待ちを回避し、最高の一杯にありつくためには明確な戦略が求められる。現地取材で判明した攻略の鍵は「到着時間」と「季節の読み筋」にある。
店舗の営業開始は午前11時だが、週末は午前10時の段階で駐車場に車列ができ始める。確実に限定蕎麦を狙うなら、午前9時30分から10時の間に現地へ到着し、店頭の受付表に名前を刻むのが鉄則だ。茨城県大子町役場方面から国道118号を経由してアクセスする場合、朝の観光ラッシュと鉢合わせる前に大子町南部の間道を抜けるルートを選択するとスムーズに現地入りできる。
そして、食通たちが血眼になって狙うのが、数量限定で供される「水そば」や極限まで蕎麦粉の割合を高めた十割蕎麦だ。つゆを一切介さず、奥久慈の湧水のみに浸して啜る水そばは、素材の輪郭と職人の腕をごまかしようがない究極の試金石。午前中の早い時間帯で完売の札が出るこの限定メニューを口にできるかどうかで、訪問の充実度は劇的に変わる。