今回の取材で最も目を見張ったのは、店頭査定カウンター周辺の目まぐるしい回転速度だ。現場でバイヤーへの聞き取りとショーケースの定点観測を敢行したところ、限定プロモや美品鑑定品の買取相場は、一般的な相場表よりも数パーセント高い水準で推移していることが判明した。
特に動きが激しいのは限定配布系や初期版のシングルカードだ。入荷したばかりの貴重な一枚が台帳に記帳されたわずか数分後には、ショーケースへ陳列され、その日の夕方には別のアツいコレクターの手に渡っていく。店頭独自の週末セールや買取強化キャンペーンのタイミングが重なると、相場以上のプレミア査定が飛び出す場面も珍しくない。足繁く通う常連ほど、この「入荷即売り切れ」のサイクルを熟知している。