2019年、若槻千夏さんは満を持して新ブランド「WCJ(ダブルシージェイ)」をローンチしました。「WC」の名称に自身のイニシャルを冠したとも取れるこのブランドは、かつて109に通い詰めていたファン層が30代・40代の大人になり、上質で機能的なカジュアルウェアを求めるニーズに完璧に合致しました。
WCJでは、かつてのWCのような全面的なキャラクター押し出しは行っていません。しかし、ファンの心を捉えて離さないのが節目ごとに投入される「クマタン限定コラボアイテム」です。トラベルバッグ、ポーチ、ルームウェア、スマートフォン周辺機器などに、洗練されたワンポイントとしてクマタンが登場するたび、ECサイトでは即完売が相次ぐ現象が起きています。
SNSやオンラインコミュニティの声を調査すると、ファンのリアルな意識が浮き彫りになります。
「高校生の頃にバイト代で買ったWCのショッパーをずっと大切に持っていた。大人になった今、WCJの落ち着いた服を着ながら、ポーチだけクマタンを使っていると青春を思い出す」
「自分の子どもにクマタンの絵本を読み聞かせている。若槻千夏ちゃんと同じスピードで年を重ねて、母親として共感できるのが嬉しい」
ネット上の掲示板や知恵袋などで散見される「若槻千夏はクマタンを捨てたのではないか」「金銭トラブルで揉めて消えたのではないか」という噂は、完全な事実誤認です。実際には、ファンの年齢上昇に合わせてキャラクターの露出方法を丁寧にコントロールし、ブランド価値を守り抜いてきたというのが現場取材から浮かび上がる真実です。