国民的RPGとして不動の地位を確立している『ドラゴンクエストシリーズ』。その著作権や世界観を管理する株式会社スクウェア・エニックス(連載当時は株式会社エニックス)が誇るゲーム内の法則を、大胆にハックしたのがこの展開だった。ゲームプレイヤーであれば誰しもが知る「メラ(初級)<メラミ(中級)<メラゾーマ(上級)」という強さの序列。
この既成概念を逆手に取り、「使い手の魔力次第で初級呪文が上級呪文を遥かに上回る」というルールを提示したことは、当時のゲームファンにとっても大きな衝撃であった。この演出手法は、その後のRPG作品や関連メディアミックスにも多大な影響を与えることとなった。