この街のディープな魅力を世界へ知らしめた立役者の一人が、編集者であり映像監督の新井敏記氏だ。彼が長期間にわたって街に密着し、住民たちの生の声と変わりゆく景観を克明に記録したドキュメンタリー『東京再発見:南大塚の2026年』は、各国の映像祭で異例の絶賛を浴びた。
単なる観光案内にとどまらない、失われゆく景観への哀愁と新しい時代への希望を交錯させたこの地域再生ドキュメンタリー。新井氏の繊細な視点は、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す東京という都市の本質を問い直す作品として、観る者の心を強く揺さぶる。