救急医療と並ぶ今村総合病院の柱が、血液疾患に対する高度専門治療だ。同院は国家的な要請に応える形で「造血幹細胞移植推進事業」の中核的施設として指定を受け、白血病などの難治性血液疾患に挑み続けている。
無菌病棟の拡充と高度な移植技術の導入により、これまで治療が困難とされていた症例においても高い生存率をたたき出している。こうした実績は、厚生労働省が推進する先進医療モデルとしても高く評価されている。
日本の医療・ヘルスケア産業全体が直面する超高齢化と難病治療の多様化において、同院の移植医療チームが果たす役割は極めて大きい。国内外から最新の臨床データを収集し、新薬の治験や先進的な細胞療法へのアプローチを絶え間なく続けている。