上林春松本店の知名度を全国区へ押し上げた最大の契機が、日本コカ・コーラと共同開発した緑茶飲料「綾鷹(あやたか)」の誕生です。2007年の発売当時、ペットボトル緑茶では不可能とされていた「急須で淹れたような濁りのある旨み」を再現し、業界に大きな衝撃を与えました。
この味を支えているのが、茶師が長年培ってきた「合組(ごうぐみ)」と呼ばれる卓越したブレンド技術です。産地や収穫時期、品種の異なる茶葉の個性を瞬時に見極め、旨み・渋み・香りが最も調和する黄金比率を構築。伝統の技と現代の最新製茶技術が融合したことで、手軽なペットボトル飲料でありながら、本格的な宇治茶本来の奥深さを日常に定着させました。