夏場の高温多湿期や、収穫最盛期を過ぎて株に疲れが出てきた頃に多発するのが「褐斑病(かっぱんびょう)」と「炭疽病(たんそびょう)」です。
きゅうりの褐斑病の治療法を検討する際は、まず葉にできた斑点が円形〜不整形で、中心部が灰白色または淡褐色になり、周囲に黄色いハロー(ボヤけた縁取り)を伴っているかを確認します。病勢が非常に強く、あっという間に中・上位葉まで枯れ上がる特徴があります。アミスターオプティフロアブルやダコニール1000などの予防・治療効果を持つ殺菌剤を散布し、樹勢の回復を図るために薄い液肥を与える処置が功を奏します。
一方、きゅうりの炭疽病に効果的な薬剤としては、オーソサイド水和剤やスコア顆粒水和剤などが知られています。炭疽病は葉に円形の褐色病斑を生じ、古くなると病斑に同心輪紋が現れて穴が開きます。葉だけでなく果実にも黒褐色のくぼんだ病斑を作るため、早期の薬剤散布と傷んだ葉の適正な除去が被害拡大を防ぐ鍵となります。