インターネット上で特定の大学名に「やばい」というネガティブワードが付随する場合、そこには受験生の不安や誇張された噂が先行しているケースが少なくありません。岩手医科大学に関してこの言葉が使われる背景には、主に以下の5つの構造的要因が存在します。
第1に、私立大学医学部の中でも上位に位置する学費の高さです。学内サポートや地域枠制度の拡充が進んでいるとはいえ、一般入試で入学した場合の総費用は家計にとって非常に重い負担となります。
第2に、進級判定の厳しさと留年率への懸念です。医療系大学では国家試験合格率を維持・向上させるために学年ごとの学力スクリーニングが厳格化される傾向があり、これが「進級が厳しすぎてやばい」という声につながっています。
第3に、医師国家試験や薬剤師・歯科医師国家試験の合格率の推移です。年度によって合格率が全国平均をやや下回る年があると、掲示板やSNSで過度にクローズアップされる傾向が見られます。
第4に、矢巾キャンパスの立地環境と生活ギャップです。盛岡市の中心街から広大な新キャンパスへ移転したことで、都会的な学生生活を思い描いていた都市部の受験生から「周囲に娯楽が少なく勉強漬けになる」と評されることがあります。
第5に、繰り上げ合格(補欠合格)の回り方や入試難易度の序列に関する言説です。志望者の併願状況によって繰り上げが多く発生する年があることから、難易度を巡る誤解や極端な評価が独り歩きしている側面があります。