多くの新入生が最初に直面する試練が、富雄駅近大農学部バス混雑の激しさです。富雄駅東口のバスターミナルでは、平日朝の7時50分から8時40分頃にかけて、通学ピークを迎える学生たちによる長大な待機列が形成されます。
近畿大学奈良キャンパスには農学部の全学年(1年生〜4年生)および大学院生が通っており、その大半が近鉄奈良線を利用して富雄駅に集結します。キャンパス周辺は緑豊かな丘陵地であり、駅からの公共交通機関が路線バスに一本化されているため、特定の時間帯に数千人の移動需要が集中する構造的要因が存在します。
現場取材や利用者の証言によると、8時15分前後にバス乗り場へ到着した場合、待機列がロータリーの歩道沿いに何十メートルも伸び、「目の前のバスに乗れず、2本から3本見送る羽目になった」というケースは珍しくありません。通常であれば駅から大学前まではバスで約10分の距離ですが、乗車待ちの時間だけで15〜20分を要することを見越しておく必要があります。