『四月は君の嘘』を語る上で欠かせないのが、作中の感情と完璧にシンクロするクラシック音楽の数々です。劇中で登場する代表的な楽曲を整理しました。
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番『クロイツェル』第1楽章(公生とかをりが初めて舞台で音を合わせた象徴的ナンバー)
・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ(かをりの情熱的なソロと、公生の伴奏葛藤が激突する名場面)
・クライスラー:愛の悲しみ(ラフマニノフ編曲版)(公生が亡き母への思慕と決別を受け入れ、自らの音を取り戻したガラコンサート曲)
・ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23(最終回のコンクール本選、旅立つかをりへ捧げた魂のラスト演奏)
これらの楽曲は単なる劇伴にとどまらず、キャラクターの言葉にできない内面を雄弁に物語る演出装置として機能しています。