大航海時代の初期を牽引したのは、大西洋に面したイベリア半島の小国ポルトガルと、それに追随した大国スペインでした。両国は地球規模の領土争奪戦を繰り広げ、1494年にはローマ教皇の仲介のもと、大西洋上に引いた境界線を境に世界の未踏地を東西で分割統治する「トルデシリャス条約」を締結するに至ります。
主要な航路開拓の歴史的タイムラインは以下の通りです。
- 1415年:ポルトガルのエンリケ航海王子がアフリカ北端のセウタを攻略。西アフリカ沿岸の探検事業を国家主導で本格化させる。
- 1488年:ポルトガルの航海者バルトロメウ・ディアスがアフリカ南端の「喜望峰」に到達。インド洋への道筋を切り拓く。
- 1492年:スペイン王室の支援を受けたクリストファー・コロンブスが大西洋を西へ横断し、サン・サルバドル島(現バハマ諸島)に到達。新大陸(アメリカ大陸)の発見へと繋がる。
- 1498年:ポルトガルのバスコ・ダ・ガマが喜望峰を回り、インド西海岸のカリカットに到達。ヨーロッパとアジアを結ぶインド航路の開拓に成功。
- 1500年:ポルトガルのカブラルが南米ブラジルに漂着し、ポルトガル領を宣言。
- 1519年〜1522年:スペインを出航したフェルディナンド・マゼラン(フェルナン・デ・マガリャンイス)率いる船団が南米南端のマゼラン海峡を抜け、太平洋を横断。マゼラン自身は戦死するも、エルカーノ指揮下のビクトリア号が人類史上初の世界一周航海を達成。