「自分は顔が大きいからショートは無理」「面長だからボブにすると余計に長く見えるのではないか」といったコンプレックスによる敬遠は後を絶ちません。しかし、都内の骨格補正特化型サロンに集まる年間3,000件以上の施術カルテを検証すると、顔型とレングスの相性には論理的な黄金比が存在することが分かります。
まず、ボブとショートのどちらが似合うかを左右する最大の要素は、顔の「縦横比率」と「アゴのライン」です。一般に丸顔は横幅の余白が目立ちやすく、面長は中顔面(目の下から唇まで)の縦幅が間延びして見えやすい傾向があります。
丸顔・面長の似合わせショートおよびボブの選択基準は、以下の補正ロジックによって体系化されます。
- 丸顔タイプ:トップをふんわり立ち上げ、襟足を限界まで引き締めた「ひし形シルエットの似合わせショート」が圧倒的に適合します。前髪にシースルーやセンターパートで隙間を作り、サイドの毛束でエラや頬の丸みをシャープに削ることで、顔全体の輪郭を卵型へと錯視させます。段差のないボブにすると横幅を強調してしまい、いわゆる「おかっぱ」に見えやすいため注意が必要です。
- 面長タイプ:縦ラインを分断し、サイド(耳横)にふんわりとした丸みとボリュームを持たせる「前下がりまたは平行ボブ」が鉄則です。前髪をフルバングやワイドバング気味に設定して縦の露出を遮断し、リップラインで毛先を揺らすことで、顔の長さを自然にカモフラージュできます。面長が段差の強いショートを選ぶと、縦長感がより強調されてしまうリスクを孕んでいます。
さらに骨格診断による似合う髪型の観点では、首が細く華奢な骨格ウェーブタイプは首元をあえて見せるショートボブ、首が短めで上半身に厚みのある骨格ストレートタイプは襟足を直線的に落とすストレートボブ、骨感が強く肩幅のある骨格ナチュラルタイプはラフなレイヤーカットを取り入れたハンサムショートが調和しやすいという現場統計が得られています。