なぜ不自然?プロ直伝の服のしわの描き方!立体感を出す3大原則を徹底解説

なぜ不自然?プロ直伝の服のしわの描き方!立体感を出す3大原則を徹底解説

なぜ不自然?プロ直伝の服のしわの描き方!立体感を出す3大原則を徹底解説とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

線画が整ったら、次は「影の付け方」で質感を決定づけます。イラストにおける服のしわの影は、大きく分けて2種類存在します。

・フォームシャドウ(自己影):布の曲面に沿って徐々に暗くなるなだらかな影。
・キャストシャドウ(落ち影):重なり合った布の隙間や、上の布が下の布に落とす鋭く濃い影。

この2つを明確に塗り分けることで、デジタルイラスト特有の平坦さを払拭できます。

デジタルペイントのデファクトスタンダードであるCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を用いた実践的なアプローチでは、ツールの使い分けが効率化の鍵を握ります。

① まず「不透明度100%のGペンや塗りつぶしツール」でベースとなる落ち影(キャストシャドウ)をシャープに置きます。
② 次に「影の片側だけ」を「繊維ぼかし」や「エアブラシ(柔らか)」、あるいは「水彩毛筆ブラシ」でなじませます。両側をぼかしてしまうとピントの合っていないボケた絵になるため、「片側はくっきり、反対側はグラデーション」にするのがプロの塗りの基本セオリーです。
③ 最後に、服のしわの最深部(布が密着している隙間)に、乗算レイヤーで一段階暗い「アンビエントオクルージョン(環境遮蔽影)」を細く入れると、圧倒的な奥行きが生まれます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。