保護者が最も神経を尖らせるのが、日々の学校生活を左右する「校則」と「いじめの実態」です。在校生の保護者や卒業生へのヒアリングから、学校の管理体制と生徒ケアの現場に迫ります。
校則に関して、かつての大阪市立中学校は厳格な管理教育の名残が強く残っていましたが、大阪市教育委員会のガイドライン改定や生徒主体の見直し運動を経て、淡路中学校でも校則の合理化と柔軟化が進められています。頭髪に関する細かなツーブロック禁止規定や靴下の色指定などは緩和傾向にあり、生徒自身の自己判断を尊重する方向へとシフトしています。スマートフォンの校内持ち込みは原則禁止または登校時預かりというルールが徹底されており、トラブルの未然防止が図られています。
一方、いじめに対する危機管理体制はどうでしょうか。公立校において「いじめが全く存在しない」と断言することは現実的ではありません。重要なのは、発生時の初動スピードと組織的な対応力です。
淡路中学校では、定期的な記名・無記名のいじめアンケート調査に加え、スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)の定期配置体制が整備されています。地域住民の口コミでも「些細なからかいやトラブルの兆候があれば、すぐに学年主任や担任から家庭へ連絡が入り、当事者同士の面談が組まれる」「隠蔽しようとする体質ではなく、迅速に事実関係を整理して保護者会で説明する姿勢が見られる」といった評価が寄せられており、問題の芽を早期に摘み取るシステムが機能しています。