SNSや動画配信サイトで定期的にトレンド入りを果たし、読者を最も困惑させているのが、パフェの頂点に揚げ物が突き刺さったシリーズです。なかでも象徴的な存在が、黄金色に揚がったエビフライがソフトクリームに直立する一品。初見の利用客からは「単なる悪ふざけではないか」「罰ゲーム用メニューだろう」と疑いの目を向けられがちですが、その実態は極めて計算された味覚の構造を持っています。
実際に口へ運ぶと、揚げたてのエビフライの熱気と冷たいアイスクリームが口内で鮮やかな温度差を生み出します。衣の香ばしさと適度な塩気、そしてプリッとした海老の旨味が、濃厚なバニラアイスと生クリームの乳脂肪分と絶妙に調和。これはフライドポテトをバニラシェイクに浸して食べるアメリカンカルチャーや、塩キャラメルが持つ「味覚の対比効果(甘味と塩味の相互強調)」と全く同じ力学です。
からふね屋珈琲のネットの反応を検証すると、「最初は友達とのノリで頼んだが、甘じょっぱさがクセになって気づけば完食していた」「唐揚げパフェも衣のスパイシーさが意外とホイップに合う」といったポジティブな驚きを語る声が多数派を占めています。一方で、「一人で1つ食べ切るのは胃もたれとの戦い」「冷める前にエビフライを食べないと衣がアイスの水分を吸ってしまう」というリアルな指摘も存在します。単なる見た目のインパクトにとどまらず、完食時の満足感まで設計されている点こそが、長年メニューから消去されずに愛され続けている決定的な理由です。