奥多摩が最も鮮やかに彩られる紅葉シーズン(例年10月下旬〜11月下旬)は、一年の中で最も気候の変化に注意を払うべき時期でもあります。秋晴れの爽快な気候が広がる一方で、移動性高気圧と低気圧が交互に通過し、天気が周期的に崩れます。
秋の奥多摩で特に警戒すべきなのが日没の早さと谷筋の暗転スピードです。山間部では平地よりも1時間以上早く太陽が山影に隠れ、午後4時を過ぎると急速に視界が悪化し、一気に気温が一桁台まで急降下します。
「まだ明るいから大丈夫」と過信して下山が遅れると、ヘッドライトなしでは足元すら見えない危険な状況に陥ります。紅葉狩りやトレッキングを計画する際は、行動終了時刻を午後3時前後に設定し、余裕を持ったスケジュールを組むことが鉄則です。