キャリアの初期において、彼女は健康的でひたむきな少女を演じることが多かった。『ウォーターボーイズ2』で見せた、夏の太陽が似合う眩しい笑顔は、当時の視聴者の胸に強く刻まれている。しかし、彼女の女優としての評価を決定づけたのは、やはり2014年のドラマ『失恋ショコラティエ』だろう。
演じた「サエコさん」役は、計算高くも憎めない、究極のあざとさを体現したキャラクターだった。ゆるふわのウェーブヘア、潤んだ瞳、そして代名詞とも言えるぷっくりとした唇。それまでの清純派イメージを覆し、「小悪魔系女子」のアイコンとしての地位を確立した。この作品を機に、彼女のメイクやファッションを模倣する女性が街に溢れ返ったのは、記憶に新しい。