日本の避暑文化を語る上で外せないのが、歴史ある名門リゾートです。明治期に外国人宣教師や外交官が見出し、発展を遂げたエリアには、単なる涼しさにとどまらない洗練された空気感が息づいています。
1. 軽井沢(長野)|日本屈指の避暑地として愛され続ける理由
1886年にカナダ人宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーがその気候と風土を絶賛し、避暑地として紹介したことが軽井沢の原点です。東京駅から北陸新幹線で約1時間という抜群のアクセスを誇り、旧軽井沢銀座の歴史的建造物からハルニレテラス、洗練されたリゾートホテルまで充実しています。標高1,000m前後の冷涼な気候に加え、森の中に佇むカフェや美術館巡りなど、知的な休日を過ごせる点が唯一無二の価値を生み出しています。
2. 上高地(長野)|夏の上高地の気温と神々しい大自然
国の特別名勝・特別天然記念物に指定されている上高地は、日本アルプスの玄関口です。真夏でも朝方の気温が15度前後まで冷え込むことがあり、羽織るものが手放せません。大正池から河童橋、明神池へと続く平坦な遊歩道は、手軽に本格的な山岳美と清流の涼しさを味わえる最高峰のスポットです。マイカー規制による徹底した環境保護が、澄み切った大気と原生林を守り続けています。
3. 那須高原(栃木)|御用邸の気品と充実の観光スポット
皇室の御用邸があることでも知られる那須高原は、広大な傾斜地に広がるリゾートエリアです。那須岳のロープウェイで登る山頂付近の冷風から、山麓の温泉街、体験型牧場、アートギャラリーまで多彩なアクティビティが揃っています。首都圏からの日帰り・1泊ドライブ旅行として根強い支持を集めています。