昭和40年代から50年代にかけて一世を風靡したライオン「ブルーダイヤ」の金銀パールプレゼントですが、ネット掲示板やSNSでは「子どもの頃に買い続けたが一度も見たことがない」「本当に入っていたのか」という懐疑的な声が散見されます。しかし結論から言えば、間違いなく実物が封入されていました。
当時のキャンペーンは、商品の中に直接景品や当選通知を封入する「インパック方式」と呼ばれる懸賞手法でした。ライオン油脂(現・ライオン)の公式記録や当時の新聞広告、公的機関の資料を確認すると、厳正な抽選・封入プロセスの下で全国に出荷されていたことが明記されています。
実際に当時の当選者からは「洗剤の底から小さな赤いプラスチックカプセルが出てきて、母が歓声をあげた」「銀の指輪が当たり、今も実家のタンスに大切に保管されている」といった具体的な証言が多数残されています。一方で、当時のブルーダイヤは月間数百万箱規模で流通するメガヒット商品でした。当選本数が数万本規模用意されていたとしても、1世帯が購入する月1〜2箱程度のペースでは、確率論として一度も遭遇しない家庭が大多数を占めたのが「当たらない」という印象を残した要因です。