音楽活動と並び、彼の思索の深さを伝える重要なメディアがラジオだ。マイクの向こう側に向けて語りかけるその声には、一切の虚飾がない。リスナーから寄せられる日常の悩みや「生きづらさ」の訴えに対し、彼は決して上から目線の説教や安易な気休めを口にしない。
「自分を生きる」というテーマを、彼は長年にわたって繰り返し問い続けている。他人の価値観や他者の視線に振り回され、自分を見失いそうになる現代人に対し、彼のメッセージは極めて明確だ。自分を愛し、その愛を身近な誰かに巡らせること。その哲学は、彼自身が苦悩の果てに手に入れた現実的なサバイバル術でもある。