SNSやファンコミュニティにおいて、板垣瑞生さんの訃報が駆け巡った当時の衝撃は計り知れないものでした。「信じられない」「まだ24歳なのに嘘だと言ってほしい」という悲嘆の声とともに、多くのファンが思い起こしたのは、グループの歩みの中で育まれた「8人の絆」でした。
佐野勇斗は過去、単独インタビューや公式ブログ、節目となるアリーナ公演のMCにおいて、グループの歴史を振り返りながら次のような趣旨の決意を幾度となく言葉にしていました。
「どんな形であれ、これまでM!LKに関わってくれた歴代のメンバー全員が誇れるグループになりたい。いつか全員で、胸を張ってドームのステージに立ちたい」
この「8人でドームツアーを」という誓いは、脱退していった山﨑悠稀さん、宮世琉弥さん、そして板垣瑞生さんへの変わらぬ敬意と友情の証でした。ファンの間でも「形は違えど、いつかまた全員が同じエンタメの頂で交差する日が来る」と信じられていただけに、板垣さんとの永遠の別れは、メンバーにとってもファンにとっても筆舌に尽くしがたい痛恨の出来事となったのです。
公の場で見せた現メンバーたちの沈痛な表情や、公式発信における抑制された追悼の言葉の端々には、単なる元同僚という枠を超えた、青春期を過酷なレッスンとステージで共にした「戦友」への深い哀惜の念が滲み出ていました。