旅の快適性を左右する最大の分岐点が「交通手段」の選定です。高速道路乗り放題プラン「とっとり満喫ドライブパス」などを活用したドライブ旅は、浦富海岸などの風光明媚な寄り道スポットへも柔軟にアクセスできるため、移動の自由度という観点では圧倒的な優位性を誇ります。関西方面からは中国自動車道から鳥取自動車道(無料区間)を経由することで、極めてスムーズなアクセスが可能です。
一方で、運転免許を持たない旅行者や、雪道の運転に不安が残る冬季の旅行者にとっては、レンタカーなし移動ルートの実効性が気になるところです。結論から言えば、車なし観光は十分に可能ですが、首都圏の感覚で挑むと確実に足元をすくわれます。
最大の関門となる車なし観光の注意点は、地方ローカル線および路線バスの運行本数の圧倒的な少なさです。JR山陰本線の普通列車は日中1〜2時間に1本程度しか運行されておらず、特急「スーパーまつかぜ」や「スーパーおき」を計画的に組み込まなければ、駅の待合室で1時間以上のタイムロスを余儀なくされます。
公共交通機関のみで回る場合、鳥取駅から鳥取砂丘へは「ループ麒麟獅子バス」(土日祝中心運行)や路線バスが30分〜1時間間隔で発着しているため比較的容易に移動可能です。しかし、鳥取砂丘から白兎神社へ直接向かう直通バスは極めて限定的であるため、一度鳥取駅へ戻るか、あるいは「鳥取市観光周遊タクシー(3時間定額プランなど)」の公式助成制度を賢く利用することが決定的な移動ハックとなります。