ウォール街の数値予測だけでなく、実際に身銭を切って市場に参加している日本の個人投資家たちはどう感じているのでしょうか。SNS(Xなど)や投資系掲示板、さらには「40代独身OL投資ブログ」をはじめとする個人投資家の分析ブログなどを調査すると、米国株投資家の評判や長期保有に対するネットの反応には、非常にリアルな本音が浮かび上がってきます。
まず肯定的な意見として目立つのは、「生活インフラとしての圧倒的な安心感」です。個人投資家のブログやコミュニティでは、以下のような声が数多く見受けられます。
- 「プライム会員を解約する自分の姿が想像できないし、会社のシステムもAWSなしでは動かない。10年後も間違いなく世界の中心にある企業だから、新NISAの成長投資枠でガチホ(長期保有)一択」(30代・会社員投資家)
- 「2022年の株式分割後にコツコツ買い増しを続けて、ようやく含み益が安定してきた。エヌビディアのような激しい値動きはないけれど、夜ぐっすり眠れる銘柄としてポートフォリオの主軸にしている」(40代・OL投資家)
一方で、長期保有に対するネットの反応の中には、特有の悩みや不満を吐露する声も少なくありません。
- 「マイクロソフトやアップル、アルファベット、メタまで配当を出し始めたのに、アマゾンはいまだに無配当。10年間保有していてもキャッシュフロー(配当金)が入ってこないのは、モチベーション維持が結構きつい」(50代・個人投資家)
- 「株価が250ドル前後でレンジ相場に入ると、為替(ドル円)の変動だけで円建ての評価額が減ってしまう時期がある。爆発的なテンバガー(10倍株)を狙うフェーズはもう終わったのではないか」(投資掲示板の書き込み)
このように、現場の投資家たちの間では「企業の将来性や盤石さには誰も異論がないものの、無配当であることや、巨大化しすぎたゆえの成長スピードの鈍化をどう捉えるか」で評価が分かれています。それでも、調整局面で250ドルを割り込むような場面では個人投資家の買い注文が厚く入る傾向にあり、下値の堅さを裏付けています。