大手予備校の最新データによると、高千穂大学の偏差値はおおむね35.0から42.5のレンジで推移している。学部別に見ると、看板である商学部や経営学部が比較的安定した数値を維持する一方、人間科学部はやや緩やかな難易度となっている。この数字だけを見れば、いわゆる「ボーダーフリー(BF)に近い大衆化大学」と片付けられがちだ。だが、その見方はあまりにも浅い。
東京の私立大学全体が定員厳格化の緩和と少子化のダブルパンチを受ける中、偏差値40前後の大学は最も激しい競争に晒されている。高千穂大学も例外ではない。しかし、志願者数が極端に落ち込んでいない理由は、独自の「生き残り策」が受験生に浸透し始めているからだ。