会津さざえ堂の二重螺旋構造!すれ違わない仕組みと歴史の謎を徹底解剖

会津さざえ堂の二重螺旋構造!すれ違わない仕組みと歴史の謎を徹底解剖

会津さざえ堂の二重螺旋構造!すれ違わない仕組みと歴史の謎を徹底解剖の重要ポイントをお届けします。専門的な知識が満載です。

白虎隊自刃の地として知られる会津若松市・飯盛山。その石段を上がった鬱蒼とした樹林の中に、高さ約16.5メートルを誇る六角三層の木造塔「会津さざえ堂」が静かに聳え立っています。正式には「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」と号し、1995年(平成7年)にはその卓越した構造的価値から国指定重要文化財に指定されました。

建物の最大の特徴は、外観が巻貝の「サザエ」に酷似している点だけではありません。内部に入ると階段が一切存在せず、緩やかな木製スロープ(桟木付き)が時計回りに建物の外周をぐるぐると上昇していきます。頂上にある太鼓橋状の通路を越えると、今度は反時計回りのスロープへと接続され、一度も足取りを逆にすることなく建物の背面側から地上へと戻ってくる構造になっています。

この「木造による完全な二重螺旋スロープ」の現存例は世界中でこの会津さざえ堂のみであり、近代建築学の視点から見ても極めて精緻な力学計算と木工技術が融合した奇跡のモニュメントと評されています。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。