Okサインが白人至上主義の象徴に?ネットのデマと危険な真相

Okサインが白人至上主義の象徴に?ネットのデマと危険な真相

Okサインが白人至上主義の象徴に?ネットのデマと危険な真相について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。

日常的なジェスチャーであるOKサインが、差別的な意味合いを持つに至った背景には、インターネットカルチャー特有の悪意に満ちた仕掛けが存在します。発端は2017年2月、米国の匿名画像掲示板「4chan」の政治板(/pol/)で仕掛けられた「Operation O-KKK(O-KKK作戦)」と呼ばれる大規模な釣り(トローリング)企画でした。

掲示板のユーザーたちは、「メディアやリベラル層はどんな無害なものでも人種差別と結びつけて過剰反応する」という仮説を立て、それを証明するために意図的なデマを捏造しました。彼らが考案したこじつけのロジックは極めてシンプルです。

立てた3本の指がアルファベットの「W」を形成し、丸く結んだ親指・人差し指と手首のラインが「P」に見えることから、「White Power(白人至上主義の合言葉)」の頭文字を表していると強弁しました。さらに、下向きに掲げる逆OKサインなどはクックルックスクラン(KKK)を連想させるとして、大量のコラージュ画像や解説風の偽画像をTwitter(現X)をはじめとするSNSへ組織的にばら撒いたのです。

当初、主要メディアや市民社会はこの動きを冷やかしや悪ふざけと見なしていました。しかし、ネットの悪意が現実の極右勢力や一般市民の認知を侵食していくまでに、それほど時間はかかりませんでした。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。