もち米が炊飯器でベチャつく理由とは?黄金比とプロ直伝の炊き方完全版

もち米が炊飯器でベチャつく理由とは?黄金比とプロ直伝の炊き方完全版

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では、現代の高機能な炊飯器を用いて理想的な粒感を実現するにはどうすればよいのでしょうか。ここで押さえるべきは、旧来の「せいろ蒸し」の手順を炊飯器にそのまま持ち込まないという点です。

昔ながらの和食の教科書には「もち米は一晩しっかり水に浸してから蒸す」と記されています。しかし、これは蒸気だけで熱を通す蒸し器だからこそ必要な下処理であり、密閉された釜の中で米を水没させて加熱する炊飯器で同じことを行えば、間違いなく大失敗を招きます。もち米の浸水時間の真相として、現代の炊飯器調理においては「浸水時間ゼロ(洗米後すぐに炊く)」が最も安全かつ確実なスタンダードとなっています。

そして最も重要なのがもち米の水加減と黄金比です。うるち米を炊く際の水量は「米の容量の1.2倍」が基準ですが、もち米を炊飯器で炊く場合は「米の容量に対して0.8〜0.9倍(米1合180mlに対して水140〜160ml前後)」がベストバランスです。重量比で換算すると「米150gに対して水150〜165g(約1.0〜1.1倍)」となります。

具体的なもち米の炊飯器での炊き方の手順は以下の通りです。

  1. 手早い洗米:最初の水はすぐに捨て、指先で優しくかき混ぜるように2〜3回手早く洗う。もち米は割れやすいため、ゴシゴシと力を入れて研いではいけない。
  2. 徹底した水切り:ザルに上げ、水気をしっかり切る(余分な水分が残っていると比率が狂うため)。
  3. 水加減の厳守:炊飯釜にもち米を入れ、炊飯器に「おこわ・もち米の水位線」があればその目盛りに厳密に合わせる。目盛りが白米用しかない場合は、白米の目盛りの1〜2割下(0.8〜0.9倍の水量)に設定する。
  4. 炊飯モードの選択:「おこわモード」を搭載している機種はその設定を選択。ない場合は「白米・早炊きモード」で炊飯する。通常の白米モードは加熱前に自動浸水工程が組み込まれている機種が多く、米が余計な水分を吸ってしまうため、浸水工程をスキップする早炊きモードが極めて有効に機能する。
渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。