護摩木を記述する際、良かれと思ってやったことが実はマナー違反や間違いに該当するケースがある。代表的な落とし穴を事前に把握しておこう。
まず多いのが「1本の護摩木に複数の願い事を詰め込んでしまう」ことだ。「家内安全も合格祈願も商売繁盛も…」と欲張ると、祈りの焦点がぼやけてしまう。基本は「一木一願(1本の木に1つの願い)」が原則だ。複数の願いがある場合は、護摩木を分けて記入するのが正しい作法である。
次に、年齢の書き方にも注意が必要だ。伝統的な護摩祈祷では、満年齢ではなく「数え年(生まれた時を1歳とし、元日で歳をとる数え方)」を記載することが多い。寺院の受付に数え年早見表が用意されていることが多いので、記入前に確認すると安心だ。鉛筆や消えやすいボールペンではなく、黒の油性ペンや毛筆を使用するのも基本中の基本である。