ネット上の掲示板やSNSでは「広島〜呉間は座れるのか」「ラッシュ時の混み具合はどうなのか」といった日常のリアルな使用感に関する声が絶えません。現場の乗客動向を追うと、特定の区間ごとに車内環境が目まぐるしく変化することが分かります。
取材班の現場観察および日常利用者の証言を総合すると、朝のラッシュ時間帯(上り広島方面)はもちろんのこと、夕方17時半から19時台にかけての広島駅発(下り呉・広方面)はホーム上に長い整列乗車列が形成されます。現在、JR呉線の主力車両は赤を基調とした227系電車(Red Wing)で統一されており、転換クロスシートの快適な座席配置が特徴です。しかし、3両編成で運行される列車では広島駅発車時点で通路まで立ち客で埋まる場面が日常茶飯事となっています。
「矢野駅や坂駅で一定の降車があるものの、呉駅に到着するまでは着席が難しい日が多い」(広島市内の企業に勤務し新広近郊へ帰宅する30代会社員の手記より)
座席を確実に確保したい場合、広島駅ホームには発車10〜15分前には並んでおく必要があります。呉駅に到着すると乗客の約6〜7割が一気に下車するため、新広駅までのラスト2区間(呉〜安芸阿賀〜新広)は一転して車内がゆったりとした空間へと変化します。