北海道の硬式野球界は、これまでも数多くのトッププロを輩出してきた。その象徴的な存在が、地元球団である北海道日本ハムファイターズのエースとして君臨する伊藤大海だ。彼のように地方のグラウンドから這い上がり、球界を代表する剛腕へと成長を遂げた姿は、道内のシニア球児たちにとって最高の道標となっている。
中学年代でありながら最速135キロを超える直球を投げ込む大型右腕や、高校生顔負けの打球スピードを誇るスラッガーが毎年のように現れる。スカウト陣が熱い視線を送るのは、完成された技術以上に「スケールの大きさ」だ。冬場の厳しいトレーニングによって蓄えられたエネルギーが、春以降に一気に開花する瞬間を誰もが見逃すまいと追跡している。