英語の「guilty(ギルティ)」は、法廷劇などで耳にする通り「有罪の」「法に違反した」を指す形容詞です。また、内面的な感情として「やましさを感じる」「罪悪感に苛まれている」状態を表す際にも広く用いられます。裁判官が被告人に対して言い渡す「Guilty or not guilty?(有罪か、無罪か)」という定型句がその代表格です。
一方、日本のネット空間やストリートカルチャーに持ち込まれた「ギルティ」は、司法の現場のような冷徹な響きを失い、「頭ではダメだと分かっているのに抗えない快楽」を表現するキャッチコピーへと変貌を遂げました。単に「悪いことをした」と反省するのではなく、「禁断の領域に踏み込んでしまった自分」を自虐しつつも楽しむ、ユーモラスな自己正当化のニュアンスを含んでいる点がスラングとしての最大の特徴です。