SNSやネット掲示板上では「三宮の乗り換えで毎回逆方向に歩いてしまう」「地上に出ると方角が分からなくなる」といった声が絶えません。現場の歩行者動線を綿密に検証したところ、混乱を引き起こす3つの構造要因が浮き彫りになりました。
第一のトラップは、「JRの改札口選択のミス」です。JR三ノ宮駅には主に「西口」「中央口」「東口」の3つの改札が存在しますが、阪急電鉄へ向かうなら西口、ポートライナーや長距離バスターミナルへ向かうなら東口、地下鉄西神・山手線や阪神電鉄へ向かうなら中央口が最短です。東口から阪急を目指そうとすると、混雑する中央コンコースを横断することになり、大きな時間ロスが発生します。
第二のトラップは、「地下街さんちかの複雑な分岐構造」です。さんちかは南北に細長いメインアベニューを軸に、東西へ複数のストリートが枝分かれしています。雨の日には絶大な利便性を発揮する反面、地下空間特有の視覚的閉塞感から東西南北の感覚を失いやすく、特に南端にある地下鉄海岸線の「三宮・花時計前駅」を目指す旅行者が途中で迷走するケースが頻発しています。
第三のトラップは、「コインロッカーの空き状況と配置の偏り」です。観光やビジネスで訪れる際、大型荷物の預け先は死活問題となります。JR中央口周辺のロッカーは午前中早い段階で埋まりやすい傾向にありますが、阪急東改札付近や阪神西口地下通路、さらには「さんちか」インフォメーションセンター付近のロッカー群は比較的空きが見つかりやすい穴場スポットとなっています。