ピンチの連続にも決して下を向かないヒロイン、河野カンナ。彼女の最大の魅力は、完璧すぎない人間らしさにある。怒るときは本気で怒り、泣くときは思いきり泣き、そして最後にはとびきりの笑顔で前を向く。感情を包み隠さず表に出すパワフルな生き様は、周囲に気を遣いすぎて自分を押し殺してしまいがちな現代人の心に深く刺さる。
劇中でカンナが放つ言葉は、どれも飾らない本音ばかりだ。「どんな困難もファッションと情熱でコーディネートし直す」という気概が、見る者に明日を生きるための具体的な勇気を届けてくれる。単なるお仕事ドラマや家族モノの枠組みを超えた、普遍的な人生のサプリメントのような魅力がそこにある。