失敗を避けるために、まずはリアルな相場観を頭に叩き込んでおきたい。工房へ依頼するオールソール交換(靴底張替えサービス)の標準的な費用は、仕様によってグラデーションがある。純正に近いクレープソールでの張り替えなら1万3,000円〜1万6,000円前後。機能性を重視したカスタムラバーソールへの変更であれば、ミッドソールの新設加工を含めて1万7,000円〜2万3,000円程度が相場となる。
納期はおおむね3週間から1ヶ月半。決して短くはない。しかし、仕上がりの成否を握るのは、靴本体とソールを繋ぐ「中底の処理」を熟知した職人の手腕だ。安さだけを売りにするスピード修理店に預けた結果、コバの張り出し幅が削られすぎて靴のフォルムが痩せてしまうトラブルも後を絶たない。クラークスのステッチダウン製法に精通したリペア工房を厳選することが、後悔を防ぐ絶対条件となる。