この場所を世界屈指のアート拠点へと押し上げた立役者が、総合プロデューサーを務める茶圓勝彦氏です。世界各国のコンペティションで優勝を重ねてきた同氏の呼びかけに応じ、今期も世界トップクラスの精鋭彫刻家たちが日本海沿岸の地に集結しました。
砂像は、芯材を一切使わずに砂と水のみを圧縮して削り出すという、極めて過酷な制約のもとで制作されます。わずかな湿度の変化や振動で崩落しかねない緊張感のなか、彼らが追求するのは単なる立体造形ではなく、素材の限界に挑む現代立体造形芸術そのものです。茶圓氏のディレクションによって統率された空間には、個々の作家の卓越した技術と、地球規模のスケール感が美しく同居しています。