日本ハム時代からメジャー移籍初期にかけて、一部の評論家からは「過度な筋肉の肥大化は柔軟性を損ない、怪我のリスクを高めるのではないか」という懸念の声が上がった時期もありました。しかし、大谷選手が肉体改造に踏み切った理由は明確でした。
「世界最高峰の投手陣が投じる手元で動く160km/hのボールに力負けしないこと」「シーズン162試合の過密日程と移動の疲労に耐え抜くこと」——この2点をクリアするためには、メジャー規格の体躯と筋力が不可欠だったのです。
現地中継やトレーニング動画が公開されるたび、米国の解説者や現役メジャーリーガーたちからは「まるでNFLのラインバッカーのような下半身」「完璧なフォームで高重量をコントロールしている」と驚嘆の声が上がっています。科学的なアプローチに基づく筋量増加は、スイングのブレを極限まで減らし、結果としてコンタクト率と長打率を同時に引き上げる要因となりました。
さらに、この肉体を維持・進化させるために不可欠なのが食事による体作りです。1日に必要な高タンパク・クリーンなエネルギー摂取を徹底し、血液検査の結果に基づいた栄養補給を実践。十分な睡眠時間の確保とともに、トレーニングの効果を最大化させるリカバリーシステムを確立しています。