株式会社MJGの設立以降、代表取締役を務めた木村英樹氏は、従来の施術院のイメージを一新する積極的な多店舗展開を推進した。ショッピングセンターなどの集客力の高い立地に次々と出店し、若いスタッフを大量動員して通りかかる買い物客に声をかける手法は、業界内で異彩を放っていた。
だが、その急速な拡大ペースこそが歪みの始まりだった。店舗現場では過酷な売上ノルマが課され、施術の質よりも回数券の販売枚数が最優先される事態が常態化する。利用客からは「痛みが引いていないのに次回の予約と高額コースばかり勧められる」「問診という名目の営業トークが長すぎる」といった批判が相次いだ。患者の身体を治すという本来の目的が置き去りにされた営業主体の体制に対し、不満の声がインターネット上で一気に噴出したのだ。