東大入試の最難関である理科三類と、2016年度より導入された学校推薦型選抜(旧推薦入試)においては、一般入試とは異なる固有の潮流が色濃く現れています。
東大理科三類 出身高校ランキングの頂点には、依然として灘高校 東大理三 合格者が君臨しています。定員約100名という極小の枠に対し、灘は毎年15〜20名前後の合格者を輩出しており、圧倒的な数学的思考力と物理の完成度を見せつけています。これに桜蔭、開成、愛知の東海高校が続き、最難関医学部をめぐる超エリート層の分布は強固な固定化を見せています。
一方、対照的な動きを見せているのが東大推薦入試 合格者出身高校一覧です。一般入試では東大合格者を出していない地方の公立高校や公立中高一貫校から、国際科学オリンピックメダリスト、学術論文執筆経験者、独自の課題研究で顕著な成果を上げた生徒たちが続々と合格を勝ち取っています。大学側が求める「卓越した探究力と主体性」を評価する選考において、ペーパーテスト偏重の進学校とは異なる、個性的な学びを支援してきた地方進学校が新たな存在感を発揮しています。