生体価格は数万円から数百万円まで驚くほど幅広い。一般的なペット用途であれば50万円から150万円前後がひとつの目安とされるが、血統や体型、毛色によって提示額は跳ね上がる。なかでも歴史的な血統として知られるのが、19世紀のアルゼンチンでファラベラ家が長年かけて小型固定化に成功させた系譜だ。世界最小級の馬として知られる彼らの血を引く個体は、希少価値から数百万円クラスで取引されることも珍しくない。
品質や体高の基準において国際的な指標となるのが、アメリカンミニチュアホース協会(AMHA)の存在だ。AMHAでは成馬の体高が34インチ(約86センチ)以下であることが登録の絶対条件とされる。体高が低く、しかもバランスの取れたサラブレッドのような美しい馬体を持つ個体ほど高値がつく。日本国内へ導入された個体については、公益社団法人日本馬事協会による個体識別や血統登録の仕組みが機能しており、適正な血統証明書が付与された個体は市場での評価が一段と高くなる傾向にある。