幌見峠の真骨頂は、太陽が沈みゆく夕暮れ時から夜にかけての時間帯にこそある。昼間のラベンダー園としての営業が幕を閉じると、敷地は「幌見峠展望駐車場」としての表情を色濃くしていく。車に乗ったままフロントガラス越しに夜景を眺められるこのスポットは、全国屈指のドライブコースとしても名高い。
黄昏時、空が深い藍色へと染まるマジックアワーには、足元の紫の花々と遠く煌めく都市の街明かりが重なり合い、息をのむような幻想世界が現出する。近年、北海道内で注目を集める「夜景・ネイチャーツーリズム」のモデルケースとしても高く評価されており、日本新三大夜景に選出された札幌の夜景を特等席から鑑賞できる価値は極めて高い。