2000年代に公開された日韓合作の伝記映画である映画『力道山』は、民族のアイデンティティに引き裂かれた男の内面に焦点を当て、国内外で大きな議論を呼んだ。そして今、物語は映画館のスクリーンからグローバル配信プラットフォームへと舞台を移している。
Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTといった主要ストリーミングサービスでは、力道山を題材にした新作ドキュメンタリーやリマスター映像、さらには新たな大型ドラマシリーズの企画が水面下で進められている。昭和の英雄を単なるノスタルジーとしてではなく、グローバル化の波とナショナリズムの狭間で戦った「現代的アンチヒーロー」として捉え直す試みが、世界規模の視聴者をターゲットに熱を帯びている。