一心寺に関してインターネット上で散見される誤解のなかで、最も重大なトラブルに発展しやすいのが「分骨と合祀の不可逆性」に関する認識不足です。
一度一心寺に納骨された遺骨は、他の参拝者の遺骨と共に10年ごとの周期で粉砕・練合され、新たな「お骨仏」の胎内および像そのものへと昇華します。つまり、「後から気が変わってお骨を返還してほしい」「一部を取り出して別の霊園に改葬したい」という要求は物理的に100%不可能です。親族間での合意形成が不十分なまま納骨してしまい、後から親戚間で修復不能な亀裂が生じる事例も報告されています。
また、「一心寺はどんな骨でも引き取ってくれる最後の砦」という古い情報がネット上で今なお拡散されていますが、前述の通り改葬骨の持ち込みは現在完全に遮断されています。墓じまいで生じた先祖代々の遺骨を直接持ち込んでも門前払いを余儀なくされるため、最新の受入れ要件を正しく把握しておく必要があります。