「アディオス、ロックオフ(失格)だ」——。「青い監獄」の主宰者であり、日本サッカー界の常識を覆す男、絵心甚八。この異端の指導者を誰が演じるのかは、原作ファンにとっても最大の関心事だろう。
痩せ型でメガネ、黒のタートルネックという特徴的なビジュアル。そして何より、長台詞で観客を圧倒する毒舌と哲学。ここに必要なのは、舞台や映画で怪演を見せてきたベテランから中堅の怪優たちだ。
映画界の噂では、独特のセリフ回しと不気味な存在感で唯一無二の立ち位置を築いているHや、ストイックな役作りで知られるIの名前が囁かれている。絵心がスクリーン越しに放つ「狂気のスピーチ」は、作品全体のテーマを決定づける名シーンになるはずだ。