2011年に公開され、爆発的な大ヒットを記録した『映画けいおん!』においても、彼女の存在感は際立っていた。ロンドンへの卒業旅行を中心に展開するストーリーの中で、慣れない海外都市に戸惑うメンバーを持ち前の度胸で引っ張る姿は、まさに頼れる部長そのものだ。
劇場版のクライマックスにおける演奏シーンでは、現地ロンドンの空気感や会場の響きまでを緻密に再現した音響制作が行われた。ドラムの音一粒一粒にいたるまでリアルな空気感が宿っており、スクリーン越しに彼女たちの青春の鼓動がダイレクトに伝わってくる。手描きのアニメーションと完璧に同期したドラムアクションは、当時のアニメーション産業における作画・音響技術の到達点として、現在も高く評価されている。